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日経新聞「風見鶏」を読んで

少子化に映る家族のかたち 子育て分担、もう一つの柱: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

3世代同居や「近居」により、子育てから介護まで家族で分担する福井県の例は、一つのかたちとして好事例です。

 

一方、都会は3世代の家族が少なく、夫婦共働きの場合子育てに苦労します。中でも夫の長時間労働が妻の負担につながるケースが多く、ワンオペ育児になる傾向が強いです。

 

このケースを一つのモデルとして考えるのであれば、「保育・教育の無償化」を進めたところで解決につながりません。一方が時短勤務であれ、夫婦正社員で働いていれば経済面で困りません。ですから、子どもにかかる費用が月に1万円、2万円減ったところで、ワンオペ育児の解消には役立ちません。

 

変わるべきは会社です。会社に取られる時間を取り返し、家事・育児ができる時間を捻出することで改善します。在宅勤務の日数を増やし、通勤時間を削減。あまり価値を生み出していない業務を洗い出し、やめる。重要ではないが物量が多い業務は、アルバイトを雇って片付ける。時給2500円出せば、すぐに集まるでしょう。

 

時間を捻出することで肉体的・精神的にゆとりが生まれ、仕事・家事・育児を楽しく進めることができるのではないでしょうか。