全世界経済新聞

今日よりも良い明日を作るため、意見します。

【数字】【意見】女性の家事育児負担

男性が家事育児をあまりやらない、これは昭和の話だと思っていました。

周りでそのような話は聞いたことがないからです。

おそらく、怠惰な男性と結婚してしまった女性がギャアギャア言っているのだろう、

そう思っていました。

 

しかし、数字で確認すると、意外な事実が明らかになりました。

 

内閣府男女共同参画局のデータによると、子どもがいる世帯において、女性の方が家事と育児時間が長いです。

 

1-特-16図a 家族類型(男女別)ごとの1日当たりの家事・育児・介護時間と仕事等時間 | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)

 

 

価値観にもよりますが、今の時代男性も女性も、仕事・家事・育児すべてできることが、あるべき姿だと思います。

 

出産や、仕事が忙しいタイミングにより、夫が仕事中心になる時期、妻が育児中心になる時期等、柔軟に対応できるのが今の時代の夫婦のあり方です。多能化が、子育てにおけるリスクヘッジになります。事故や病気で突然片親になってしまった場合でも、保険金で生活費や教育費をカバーしつつ、働き方を調整しながら、子育てを続けることができます。万が一の時も安心です。

 

翻って、先のデータです。未就学児を抱える夫婦において、女性の方が育児時間が長いです。これ自体は何ら問題ではないと思います。問題は、仕事・家事・育児の合計時間です。内訳はともかく、この合計時間に男女差があるのはおかしいと思います。

 

性差から考えれば、女性より男性の方が体力があります。700人以上のデータを集めているのですから、本来男性の方が合計時間が長くなるはずです。

 

しかし、女性の方が長い。ということは、男性が家事育児に携わる時間が短すぎるのです。

 

なぜでしょうか。

私自身男性でありながら、こういった種類の男性の気持ちは全くわかりません。

 

女性が男性を説得するためには、合計時間の比較をして、少なくとも同じ時間になるように調整が必要です。女性がやっている家事育児の一部を男性がやるのです。

 

やり方がわからないなら、教えてあげればいい。相手から、もっといいやり方のアイディアが出てくることもあるでしょう。そもそも今の時代の家事は昔と比べれば楽です。

 

洗濯板をつかって、下着を一枚一枚洗っていくわけではありません。

掃除だって、例えば水回りは掃除しやすい素材になっていますし、こまめにやっていればあまり汚れません。インターネットで調べればすぐにいい掃除方法も検索できます。

料理も同じです。調べればすぐレシピが出てきます。

 

子どもとの会話・ふれあい以外は、効率的でやりやすい方法を夫婦で考え、どんどんこなしていく。体力的にきついところを、夫婦で協力し乗り越えていくべきです。

 

女性で今家事育児に苦しんでいる方は、是非男性を説得してください。

より多くの男性が家事育児に携わり、幸せな家庭生活を送れたら良いと思います。