全世界経済新聞

今日よりも良い明日を作るため、意見します。

CMで話題の商品とは

CMを見なくなって20年

 

ビデオテープへテレビ番組の録画をやめたのは20年ほど前。確かプレステ2とHDDレコーダーが合体したPSXという商品を買ってからだ。長い時間録画できるし、巻き戻しは必要ないし、CMや興味のない箇所は飛ばせる。画期的な製品で感動したのを良く覚えている。

 

それからというもの、CMを見ることはほぼなくなった。生で見る民放はモーサテくらいだが、実際CMになると全く見ていない。朝は時間に余裕がない。

 

 

プレビューに表示されるメッセージの違い

 

午前中、妻からLINEで相談が来た。子ども向けの商品で、2社どちらのものにするか迷っている、と。

URLが貼られており、プレビューで表示されるメッセージはもちろん異なっていた。

 

A社:CMで話題の商品です!

 

B社:NHKスペシャル日経新聞に取り上げられています!

 

CMパワー全開

 

プレビューを見た瞬間に、A社の商品はまず選ばないと決断できた。B社については、うさんくさいと思いながらも、一応調べて見ようと思った。

 

A社について、CMを見ない人間は、CMで話題といわれても、頭の中に「?」がつくだけです。

まず、本当に話題になっているのか。ググってみた。信憑性はわからないが、CMランキングのサイトを発見。1日のランキング50位までが3日間と、月間ランキング30位までランク付けされていた。

 

しかしながら、どこにもA社の名前は見つからず。「CMで話題」とは、「CMが一部社内の人間で話題になった」のだろうと理解した。

 

仮に世間で話題になっていたとしても、それは有名な俳優が出ているから、とか広告代理店がうまく作ったから、とか身の丈に合わない莫大な広告宣伝費を使った、としか解釈できない。商品の性能や会社のブランド・信頼性とは全く関係がない。

 

胡散臭いB社はどうか

 

NHK日経新聞の名前を出されても、そのまま信じない。

 

ググってみた。NHKについては、確かに特集されており、間違いない。

 

日経新聞については、最近の記事が複数あるらしい。日経電子版で調べてみた。

確かに複数の記事が確認できた。使ってみなければ商品の性能はわからないが、会社の信頼性は理解できた。(もちろん、NHK日経新聞が苦手な人には意味のない情報ですが。)

 

私の価値観では、B社の商品に決めることができた。

 

CMの価値

 

何度も同じCMを見ることで、商品や企業を認知できる。いざ、商品を選択するときに、時間がなければ知っている商品を選ぶ。

 

また、好きな俳優がCMに出ているから、商品の印象も良くなり思わず買ってしまう。

 

CMの効果、価値はこのあたりでしょう。

 

ですから、CMで話題!と言われたところで、CMを見ていない層に対してプラスの効果は何もないのです。それどころか、そのワードを発しただけで逆にその商品は買われなくなってしまうのです。

 

結論:商品の魅力をアピールしたければ、「CMで話題!」の文言はやめましょう。