全世界経済新聞

今日よりも良い明日を作るため、意見します。

【意見】女性の社会進出

「女性の社会進出」を目指すという言葉に違和感、いや、言葉自体がおかしいと強く感じます。

 

100年前の話なら理解できます。

選挙権はない、職業選択の自由はない、家事育児を強いられる、結婚相手を勝手に決められる、等理不尽な状況。女性の社会進出を進めるために、何をしたら良いか、こんな議論が起こるのならわかります。

 

しかし、今は状況が異なります。

選挙権はある、職業選択は自由、家事育児を強いられることはなく、結婚相手も自由に選べる。何をもって社会進出をしていないと判断されるのでしょうか。

 

人によっては専業主婦を選択し、家事育児を中心に生活している方がいます。仮説ですが、このような選択をした女性を指して、社会進出していないとみなすのでしょうか。

 

明らかに間違っています。家事育児の経験がなかったり、想像力が欠けていたりする人は理解できないかもしれません。

買い物や、クリーニング、子どもの習い事の送り迎えで外出はしますし、買い物・料理・掃除・教育等で頭も使います。昔からの友人やママ友、親族とリアル・バーチャルでコミュニケーションを取ります。ネットで調べ物をしたり、問い合わせもします。

つまり、社会と大いに接点があり、社会進出はしています。

 

「昭和平成時代の成人男性のように、毎日会社に行って働く」

これがないと、社会進出していないことになってしまうのでしょうか。

違いますね。

 

専業主婦を「社会進出していない女性」とみなす偏見はやめてほしい。