全世界経済新聞

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【書評】AIビジネス大全

【書評】AIビジネス大全 (プレジデント社) 

            AIビジネス大全 執筆チーム(著)秋元一郎(編著)

 

AIについての知識が乏しいため、まず手に取ったのが本書。

 

AIは手段であること。AIを活用して業務や生活をより良くしていけることが理解できた。進める上での注意点についても記載されており、特にミドル層に必須の内容であると感じた。

 

星4つ★★★★ ぜひ読むべし

 

第5章にある、3つの「未来ストーリー」は必ず読むべき。数年後の働き方や生活が、具体的な物語として描かれており、未来がありありと見えてきました。時間がない方でも、少なくともここだけは必ず読んでほしいです。

 

 

【意見】 憲法改正は必要か

憲法改正は必要でしょうか。

長期的に社会のあり方や価値観が変化すれば検討の必要はあると思いますが、今は必要ない。

そもそも、憲法を変えることが目的になっていますよね。なぜか。押しつけられた憲法だからでしょうか。それとも、憲法のある部分がネックで、望むべく社会のあり方に近づけないのでしょうか。

 

9条ですか。この部分について、自衛隊を明記するとか、名称を国防軍に変えるといったことは検討しても良いと思います。日ソ中立条約を破って侵攻してきた国が、今度はウクライナを侵攻しているわけですから、防衛力を高めないわけにはいきません。

 

自衛隊の立ち位置及び役割の再定義をするため、憲法改正をしたい、というのなら話はわかります。憲法改正という手段を使うのです。

 

しかし、憲法改正自体が目的になっているというのが、この20年くらいの流れのように思えます。そうなると、私は反対です。

 

そんなことよりももっと緊急度・重要度が高い課題が山盛りです。

財政再建

ヤングケアラーのサポート

貧困対策

新興宗教2世3世のサポート

・・・

 

憲法改正はいったん先送りをお願いします。

【数字】【意見】女性の家事育児負担

男性が家事育児をあまりやらない、これは昭和の話だと思っていました。

周りでそのような話は聞いたことがないからです。

おそらく、怠惰な男性と結婚してしまった女性がギャアギャア言っているのだろう、

そう思っていました。

 

しかし、数字で確認すると、意外な事実が明らかになりました。

 

内閣府男女共同参画局のデータによると、子どもがいる世帯において、女性の方が家事と育児時間が長いです。

 

1-特-16図a 家族類型(男女別)ごとの1日当たりの家事・育児・介護時間と仕事等時間 | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)

 

 

価値観にもよりますが、今の時代男性も女性も、仕事・家事・育児すべてできることが、あるべき姿だと思います。

 

出産や、仕事が忙しいタイミングにより、夫が仕事中心になる時期、妻が育児中心になる時期等、柔軟に対応できるのが今の時代の夫婦のあり方です。多能化が、子育てにおけるリスクヘッジになります。事故や病気で突然片親になってしまった場合でも、保険金で生活費や教育費をカバーしつつ、働き方を調整しながら、子育てを続けることができます。万が一の時も安心です。

 

翻って、先のデータです。未就学児を抱える夫婦において、女性の方が育児時間が長いです。これ自体は何ら問題ではないと思います。問題は、仕事・家事・育児の合計時間です。内訳はともかく、この合計時間に男女差があるのはおかしいと思います。

 

性差から考えれば、女性より男性の方が体力があります。700人以上のデータを集めているのですから、本来男性の方が合計時間が長くなるはずです。

 

しかし、女性の方が長い。ということは、男性が家事育児に携わる時間が短すぎるのです。

 

なぜでしょうか。

私自身男性でありながら、こういった種類の男性の気持ちは全くわかりません。

 

女性が男性を説得するためには、合計時間の比較をして、少なくとも同じ時間になるように調整が必要です。女性がやっている家事育児の一部を男性がやるのです。

 

やり方がわからないなら、教えてあげればいい。相手から、もっといいやり方のアイディアが出てくることもあるでしょう。そもそも今の時代の家事は昔と比べれば楽です。

 

洗濯板をつかって、下着を一枚一枚洗っていくわけではありません。

掃除だって、例えば水回りは掃除しやすい素材になっていますし、こまめにやっていればあまり汚れません。インターネットで調べればすぐにいい掃除方法も検索できます。

料理も同じです。調べればすぐレシピが出てきます。

 

子どもとの会話・ふれあい以外は、効率的でやりやすい方法を夫婦で考え、どんどんこなしていく。体力的にきついところを、夫婦で協力し乗り越えていくべきです。

 

女性で今家事育児に苦しんでいる方は、是非男性を説得してください。

より多くの男性が家事育児に携わり、幸せな家庭生活を送れたら良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【意見】女性の社会進出

「女性の社会進出」を目指すという言葉に違和感、いや、言葉自体がおかしいと強く感じます。

 

100年前の話なら理解できます。

選挙権はない、職業選択の自由はない、家事育児を強いられる、結婚相手を勝手に決められる、等理不尽な状況。女性の社会進出を進めるために、何をしたら良いか、こんな議論が起こるのならわかります。

 

しかし、今は状況が異なります。

選挙権はある、職業選択は自由、家事育児を強いられることはなく、結婚相手も自由に選べる。何をもって社会進出をしていないと判断されるのでしょうか。

 

人によっては専業主婦を選択し、家事育児を中心に生活している方がいます。仮説ですが、このような選択をした女性を指して、社会進出していないとみなすのでしょうか。

 

明らかに間違っています。家事育児の経験がなかったり、想像力が欠けていたりする人は理解できないかもしれません。

買い物や、クリーニング、子どもの習い事の送り迎えで外出はしますし、買い物・料理・掃除・教育等で頭も使います。昔からの友人やママ友、親族とリアル・バーチャルでコミュニケーションを取ります。ネットで調べ物をしたり、問い合わせもします。

つまり、社会と大いに接点があり、社会進出はしています。

 

「昭和平成時代の成人男性のように、毎日会社に行って働く」

これがないと、社会進出していないことになってしまうのでしょうか。

違いますね。

 

専業主婦を「社会進出していない女性」とみなす偏見はやめてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

【意見】金持ち優遇の是非

政府には、金持ち優遇を積極的に進めてほしい。

 

①金持ち

②小金持ち

③普通

④小貧乏

⑤貧乏

 

上記のように資産ランクを5段階に分けると、私は③の「普通」です。

 

保有資産の状況により、サービスに見合った支出に対する抵抗感が変化します。

 

例えば、③「普通」の人が平日のランチに2,980円のステーキを食べたいとします。この店の肉は上質で、2,980円出す価値が十分にあると認識しています。しかし昨日も外食だったため、今日は我慢しました。

 

価値に見合った価格設定ですが、③「普通」の人は消費をしませんでした。予算制約があるからです。

 

一方、①「金持ち」の人はどうでしょう。

例えば、○○観光協会にオーダーメイドの日帰り旅行の相談がありました。

 

内容は、

 

9:00   浅草で人力車にのり、夫婦で楽しむ。

10:00 銭湯○○の湯を1時間貸し切り。

11:00 鰻屋で昼食。食べるうなぎを手づかみでき、また調理を間近で見ることが

   できる。食後、店長から店の歴史と鰻の魅力について15分の講話。

13:00 浅草寺、敷地内の建物○○にて読書タイム。

15:00 花やしきにて、遊園地をより魅力的にするためのアイディア会議出席。

17:00 はとバスにて帰宅。

 

料金は300万円までなら払うそうです。

 

①「金持ち」の人は、価格が高かろうが、サービスに見合っていれば予算制約はありません。

 

結果として経済は潤うし、税収も上がります。お金持ちも満足です。

知恵を絞って、お金持ちにお金を使ってもらえる国を目指すべきです。

 

金持ち=格差の象徴 だから、日本から出て行け、などと短絡的な思考に陥ってはいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【意見】 嫌煙家に告ぐ

嫌煙家というものは存在しない。たばこの煙が嫌いな人に名前をつけてしまったようですが、ごく当たり前の感覚を持つ人を指してわざわざ名前をつけません。

 

例えば、腐った生ゴミのにおいが嫌いな人を、「嫌腐臭家」とはいいません。

体に悪くて、かつ臭いものは、ほとんどの人が嫌いです。だから、名前をつける必要がないし、つける意味がない。夕食を食べる人を「夕食人間」とはいいません。

 

「愛煙家」、これはよく考えたと思います。

たばこを嗜む、大人だそうだ。

一般人から見ると、薬物に溺れた中毒者でしかないのですが・・・。

 

ただ、会社に行きたいだけなのに、ただ、散歩しているだけなのに、路上で煙をまき散らす輩が邪魔をします。一般人は肩身がせまい。

 

 

●歴史を紐解くと、嗜好品の「常識」レベルが変遷していることがわかります。

 

いま90代以上の人は、戦時中、ヒロポンをやるやらないが個人の自由だった。

 

いま50代以上の人は、昭和時代たばこを吸うのが当たり前だった。

 

いま30代以上の人は、平成時代酒を飲むのが当たり前だった。

 

いま20代の人は、酒を飲むのは少数派。

 

 

●現在3つの嗜好品は以下の状況です。

・皆覚醒剤やらない(法律で禁止)

・ほとんどの人はたばこ吸わない(喫煙率16.7%)

・ほとんどの人は酒を飲まない(飲酒率20.8%)

 

個人的には、ルールやマナーを守っていれば、嗜好品を愛することは個人の自由だと思います。

一方、人が通る路上で喫煙するとか、飲酒運転をするとか、そういった逸脱行為をする人がいなくなればいいと思います。人にたばこの煙を吸わせる権利や、人の命を奪う権利は誰にもないのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【意見】 優先席と高齢者と妊婦と。

20代の頃は、お年寄りや妊婦には席を譲るべきとの考えで、実際にお年寄りに席を譲ったことが何度もあった。

 

30代のことです。妻が妊娠した時期に、夫婦で電車に乗ったときのことです。

妻はできれば座りたいとのことだったので、優先席に座りました。

 

このとき、私は気づいたのです。電車で移動する妊婦は、普通に歩けます。座りたければ、堂々と優先席に座るだけなのです。普通の席を譲られる必要はない、と。

 

すると、お年寄りも同じじゃないか。程度にもよりますが、普通にスタスタ歩いていて、ボケてなさそうであれば、譲る必要など全くない。むしろ人によっては譲ったら失礼だ。そんな歳じゃないって。

 

どこが優先席か、ホームの床に大きく色を変えて表示されており、車内も同じくわかりやすいです。

 

このことに気づいて以来、普通の妊婦や、普通に歩いている年配者に席を譲るべきか考えることがなくなりました。気を使う必要が全くないことで、車内の時間を有効に使っています。

 

よぼよぼのお年寄りや、体調の悪そうな人がいれば、体は自然と動きます。

一方、ぽっこりお腹の女性を見ても、どちらなのか考える必要なく、ストレス解放です。

 

 

 

 

 

【意見】交通マナーとは何ですか

交通マナーが悪い人が多いから、事故に遭いそうで怖い。

 

こんな意見をときどき目にします。

しかし、イマイチ、ピンときません。私は車の運転をしませんのでわからないのでしょうか。どんなシーンだろう。

 

これだ。

一つ考えられるのが、マナーと呼んでいるのが、実はルールでしょう。

 

・「信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしてます。しかし、車は止まりません。」

・「止まれ」の表示があるのに自転車が止まりません。

・青信号に変わったので進もうとしたら、信号無視したトラックが横切った。

スマホを見ながら自転車がこちらへ向かってきた。

 

このような事例は交通マナーではなく、交通ルールを守っていない事例です。

私も、しばしば目にします。

 

私は、家族が外出する際、必ず言います。

「事故を起こされないように注意してね。」

 

ヒヤリとした事例は必ず家族で共有することが大事です。

【数字】 オーストラリアでタイミングよく雨が降ったおかげで

小麦、豪産豊作で下落 ウクライナ侵攻前水準: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

本日の日経新聞より。

 

①オーストラリアで小麦の作付けが順調に始まった後、まとまった降雨。

 

②食料用・飼料用ともに豊作

 

③小麦の国際相場が下落、ウクライナ侵攻前水準に回復

 

④飼料価格下落により、畜産価格も下落。

 

 

★雨でこんなにもインフレが鎮静化するとは、自然、恐るべし。

 

 

【意見】 社長の舌は神の舌

食品製造メーカーによる、新商品開発現場の話。

 

試作品が続々と社長のもとに運ばれてくる。

 

(開発部社員)「社長、スープをお持ちしました。」

(社長)   (無言でスープを口へ運ぶ)

       「味が薄いな。ダメ。はい、次」

 

(開発部社員)「牛丼です。」

(社長)   (無言で牛丼を口へ運ぶ)

       「うまいね。合格。」

       「あ、いくらで売るの。」

(開発部社員)「450円です。」

(社長)   「高いな。それじゃあ売れないだろ。398円にできないの。」

(開発部社員)「それでは利益がでません。」

(社長)   「じゃあダメだ。はい、次。」

 

(開発部社員)「煮物です。」

(社長)   (無言で口へ運ぶ)

       「イマイチだな。おれ里芋あまり食わないんだよ。ボツ。」

 

創業者であり、拠点や販売先を大きく拡大したやり手の社長。

低価格を武器に、不景気の中でも売り上げを伸ばしてきた。

しかし、商品の開発現場は上記の通り。

 

社長の舌は神の舌。

社長がうまい・安いと言ったら、商品化。

 

当然、こんな会社は長く続きませんでした。