全世界経済新聞

今日よりも良い明日を作るため、意見します。

【意見】教員不足の解消に向けて

教員不足が、以前より深刻になっています。

 

【考えられる対応策】

①非正規雇用廃止、すべて正規職員に。

②教員の採用増加を目指し、教員免許取得方法を追加する

③部活は外部委託

④PTAは廃止し、学校とのコミュニケーションの場を作る

⑤顧問弁護士の設置

 

 

まず、①について。

産休・育休・病欠等の欠員を非正規でカバーするのはその場しのぎでしかなく、すぐにやめるべき。正規雇用で対応すること。来年も働けるかわからず、賃金や休暇取得も恵まれていない状況で、正規雇用の教員とほぼ同じように働くのは無理。

特に産休・育休であれば数ヶ月前にわかっているのだから、正規雇用で対応すること。

 

②採用を増やすためには、今と異なる教員免許取得基準が必要になる。

例えば、社会人経験10年以上で、かつ筆記試験に合格すれば「準教員免許」を取得できる。その後3年間学校で実務経験があれば、教員免許が取得できる。

 

③部活は外部へ委託する。

部活中のケガについては、学校が民間の保険に入れば良い。

 

④PTAは廃止。代わりに、2ヶ月に一度学校と保護者の意見交換会を実施。リアル+オンライン。

 

⑤複数校の掛け持ちで良いので、顧問弁護士を設置。いわゆるモンスターペアレント対応等、教員の業務でないことから解放する。

 

【その他】

昔は、知識経験豊富な先生が絶対的に偉い存在であり、生徒も親も先生の言うことをきいていました。

 

そのため大人数のクラスで、知識を授ける授業を行えば特に問題なく進みました。いわゆる問題のある生徒についても、叱ったりビンタしたりという方法でしつけることができました。

部活についても、時間外に先生の善意で対応する一方、先生の指示に生徒が従うため、活動の中身については先生の思い通りになっていたのではないかと思います。

 

しかし現在は、わがままな生徒に対する対応が難しく、少しのことで暴言だ、ハラスメントだと騒がれ、授業も部活も先生が思い描いたとおりにいかないのではないでしょうか。

 

親の側もギャアギャアうるさいのだと思います。企業同士の競争が激しい日本社会で、お客さまに対するサービスを競い合った結果、副作用として「勘違い客」が生まれたのだと思います。

「お金払っているんだから、うちの子を算数が得意になるよう指導しなさいよ。あなたそれでも教師。あきれるわぁ。」なんて言われることもあるでしょう。

こんな親の対応は教員の仕事ではありません。

 

職場としての学校、生徒が学ぶための学校が、より良い場所になることを願っております。